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2024/04/07 サーバを移転しました。
 これまで1年程度の周期で必要最低限の更新を行ってきましたが、この度Webサーバを移転しました。サークルサイトもガラケー対応のまま移転しました。 何故かといいますと、これまでTypeSquareのMORISAWA PASSPORTプランを使ってきたのですが、そのMORISAWA PASSPORTも遂に新書体がリリースされなくなり、 同人誌制作のためにMorisawa Fontsへ移行する必要が生じたからです。
 Morisawa FontsではWebフォントが提供されないので、当然TypeSquareを別途契約する必要があるのですが、ここで一つ問題が。 スタンダードプランは月額2,750円以上、年間コストだと3万円超と、ポケットマネーで運営するサイトにとっては結構な高額で、 TypeSquareが使えるレンタルサーバを借りた方がはるかに安いので、そのサーバに乗り換えた次第です。
 レンタルサーバの中にはTypeSquareを自社サーバで提供しているところが幾つかあり、いずれも月額500円台~1,000円前後から、 追加料金無しで、書体の種類は30書体程度に限定されるものの、使用書体数に制限は無いというところが多いようです。 皆さんもご使用のサーバが対応していればお試しを、対応していなければ乗り換えを考えてみては如何でしょうか。 まぁサーバ業者側でTypeSquareの提供を止めてしまったら終わりですが(苦笑)。
 Webフォント関連のトピックとして、フォントワークスが昨年9月にSBテクノロジーからMonotypeに譲渡され、 SBテクノロジーが運営していたFONTPLUSもこの4月にフォントワークスへ移管されました。 ソフトバンクは約10年に亘るフォントワークスの経営から手を退いたことになります。 フォントワークスは今後Monotypeの日本法人として、写研を含めたモリサワ陣営とどう対峙していくのかが気になります。
 今後の動きについて、まずは同人誌の制作が活動の中心になりますが、ガラケー終了を見据えていずれサークルサイトを作り直そうかと考えています。 当サイトについては、しばらくこの調子で何か動きがある度に最低限の更新だけしていくことになりそうです。

2022/10/30 10か月ぶりの更新です。
 コロナ後初めての開催となった昨年末のコミケ99。とは言え参加者数は例年の1/4程度で、コミケとは思えないほど閑散としたイベントでした。 うちは「Webフォントの本(仮)」を出したものの、売上は惨憺たる有様。一時はサークル廃業も考えました。 もう「オタクとフォント」はやり尽くしたと思っていたので、もう紙の本は出さず、Webに完全移行しようと。
 ところが夏コミ(コミケ100)で入場者数が緩和されるや、例年ほどでは無いにしても賑わいや売上が戻ってきました。 コミケ以外にも、デザイン専門の同人誌即売会や、技術書典のようにウィズコロナ・電子書籍時代の同人誌の在り方を示したイベントも台頭してきました。 このような時代の変化において、フォントの本としてもまだまだやれる事があるのでは?と思い、冬コミ(コミケ101)への参加を決めました。 同人誌のデザインを底上げするという原点に立ち返り、もう一度同人作家のためにフォントの本を作ってみようと思ってます。
 最近の出来事として、Morisawa Fontsのサービス開始がありました。現行のMORISAWA PASSPORTに代わる新たなサブスクリプションサービスです。 2台使用が可能になる一方、基本料金は値上げ、システムはWebベースと、LETS更改の時とあらゆる点で一致してます。 2024年には写研フォントの提供も始まるので、それを見据えたシステム更改と思われます。 個人やフリーランスにはより厳しい環境となるため、今後はフォントベンダーの選別が一層進むことでしょう。
 今後の当サイトですが、暇を見て同人作家向けのコンテンツでも追加しようかと考えています。 ま、前回やると言っていたアイコンフォントの記事がいまだに載っていないことから、実現の可否については想像が付くかとは思いますが(笑)。

2021/12/20 1年ぶりの更新です。
 オリンピックやワクチン接種を乗り越え、ようやくコミケ99が開催の運びとなりました。2年ぶりのリアルコミケです。 ビッグサイトの16ホールをすべて使うとは言え、日程は2日間に短縮され、東西の導線は絶たれ、一般入場が大幅に規制された形での開催です。 新刊を発行したところで、売上の大幅減は避けられない見通しです。 SNSが表現の場として台頭する中、イベンターやサークルの在り方が問われるイベントになりそうです。
 とは言え、コミケに当選した以上、何も出さない訳にはいかないので、当サイトの内容を本にすることにしました。 そのために必要な事として、各種情報の最新化やサンプル書体の見直しを行いました。 相変わらず忙しいので、コンテンツの追加にはなかなか及びませんが。
 思えばこの1年の出来事として、FONTPLUSサービスを排した新LETSのスタートと、TypeSquareにおけるMORISAWA PASSPORTプランの新規受付廃止がありました。 日本語Webフォントの後退を印象づける出来事です。やはりデスクトップフォントのユーザーはWeb制作に関心が無いんでしょうか?
 今後の当サイトですが、暇を見てアイコンフォントの記事でも追加しようかと考えています。 ま、コミケ100の開催が決まらない限り、実現しないかも知れませんが(笑)。

2020/12/31 各サービスの情報を最新化しました。
 今年は遂にリアルコミケが開催されず、エアコミケ2という形で大晦日を迎えることとなりました。問題解決の目処が立たない中、2021年GWのコミケ99開催が発表されました。 一応サークル参加を申し込みましたが、サークルやスタッフ、一般参加者など、あらゆる数が制限されるので、仮にサークル参加できても従来のような新刊の発行は難しそうです。
 エアコミケ2開催に合わせ、各サービスの情報を最新化しました。本来ならこのタイミングで色々なコンテンツを盛り込むべきところなのですが、 もともと本職が忙しいのに別プロジェクトを優先で進めていたため、こちらの更新まで手が回っていませんでした。 その別プロジェクトについては一旦凍結し、来春まで当サイトの構築に時間を割いて、いずれも2021年のGWあたりにリリースしようかと考えています。 ただしコミケ99に当選した場合やそうでない場合にも、延期の可能性はありますが(笑)。

2020/05/27 コンテンツ「FontStream」を追加しました。
 コロナの勢いが落ち着いたとは言え、根本的な問題は解決しておらず、「3密」を絵に描いたようなイベントであるコミケは開催の目処が立たない状況。 エアコミケの恩恵が受けられた人は果たしてどれだけ居たのでしょうか?うちは物理的な新刊を出さなかったので、損も得もありませんでした。
 そんな中「オタクとWebフォント」へのアクセス有難うございます。まだまだ駆け出しのサイトですが、追々コンテンツを充実させていきますので、何卒宜しくお願いします。
 この度、Webフォントサービス「FontStream」のページを追加しました。実はオープン当初から入れる予定だったページなのですが、諸事情で制作が遅れていました。 ついでに、ちょっとした修正を数箇所に加えています。
 時期は未定ですが、今後はアイコンフォントの紹介やWebフォントの使い方などのコンテンツを追加する予定です。乞うご期待!

2020/05/04 「オタクとWebフォント」スタート!
 “GWコミケ新刊”「オタクとWebフォント」、如何でしたでしょうか? もともとは紙媒体の「オタクとフォント」の一企画として立ち上げたのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でコミケは中止になり、オリンピックとの絡みで次回以降の開催も不透明な中、「紙の同人誌を書店委託や通販だけで売りきれるのか?」 という不安があったので、「外出が憚られるこのご時世だから、オンラインで完結できる形にしよう。電子書籍やPDFよりももっと手軽な形で!」と思い立ち、実行に移した結果、このようなWebサイトになりました。
 サークル旗揚げ時に「イベント会場でも見られるようガラケー対応にしよう。JavaScript氏ね」との思想でWebサイトを作ってから20年。Flashやらブログやらの流行に一切乗らず、SNSのガジェットも貼らずに今日まで使い続けてきましたが、 とりあえずここまで進化させました。ま、このページもブログとは名ばかりのただのHTMLですが。ちなみにサークルサイトの方はiモード廃止までこのまま続けます(笑)。
 13年前、出版部としての処女作「はるひ学園の本」に「大体『フォントの本』って、同人誌にするよりウェブで公開した方がニーズに合いそうだし…」と書きましたが、その後10年以上もフォントの本を作り続けた末に、ようやくWebに辿り着きました。 今回紹介できなかった他のWebフォントサービスの記事やWebフォントの作り方など、コンテンツを随時追加していきます。Webフォントのポータルサイトを目指していきますので、何卒宜しくお願いします! あと本やグッズの通販も https://kkitt.booth.pm/ でやってますので是非!


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