コロナ後初めての開催となった昨年末のコミケ99。とは言え参加者数は例年の1/4程度で、コミケとは思えないほど閑散としたイベントでした。
うちは「Webフォントの本(仮)」を出したものの、売上は惨憺たる有様。一時はサークル廃業も考えました。
もう「オタクとフォント」はやり尽くしたと思っていたので、もう紙の本は出さず、Webに完全移行しようと。
ところが夏コミ(コミケ100)で入場者数が緩和されるや、例年ほどでは無いにしても賑わいや売上が戻ってきました。
コミケ以外にも、デザイン専門の同人誌即売会や、技術書典のようにウィズコロナ・電子書籍時代の同人誌の在り方を示したイベントも台頭してきました。
このような時代の変化において、フォントの本としてもまだまだやれる事があるのでは?と思い、冬コミ(コミケ101)への参加を決めました。
同人誌のデザインを底上げするという原点に立ち返り、もう一度同人作家のためにフォントの本を作ってみようと思ってます。
最近の出来事として、Morisawa Fontsのサービス開始がありました。現行のMORISAWA PASSPORTに代わる新たなサブスクリプションサービスです。
2台使用が可能になる一方、基本料金は値上げ、システムはWebベースと、LETS更改の時とあらゆる点で一致してます。
2024年には写研フォントの提供も始まるので、それを見据えたシステム更改と思われます。
個人やフリーランスにはより厳しい環境となるため、今後はフォントベンダーの選別が一層進むことでしょう。
今後の当サイトですが、暇を見て同人作家向けのコンテンツでも追加しようかと考えています。
ま、前回やると言っていたアイコンフォントの記事がいまだに載っていないことから、実現の可否については想像が付くかとは思いますが(笑)。